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最近の音楽の聴き方 [オーディオ]


アップルのS・ジョブスが「若者はステレオなんて買わない。iPodとBOSEを買うんだ」
と言っていたとか。

ジョブス自身が有名なオーディオマニアなので何をいわんやの話だし、そんな事だから世の中が薄っぺらい音楽だらけになるのだ!などとオヤジくさい事を考えていたのですが・・・。
 
 
 
ここのところ音楽を聴くのにメインで使っている装置。iPodとBOSE(M3)の組み合わせ。
 
リスニングポイントがかなり限定されるスピーカーで、部屋の中であちこち置き場所を探した挙句、電子ピアノの上に置いてピアノ椅子に座って聴いてます。スピーカーの角度と頭の位置が本当にピッタリで、計ったようにベストなセッティング。ただし譜面は置けない・・orz。
 
 
 
そもそも何故、こんなチマチマした環境で音楽を聴く事になっているかといえば、先月購入したiPodタッチの音が自分にとって(予想に反して)好ましい音で、悦に入って聴いていたんですが、ヘッドホンでは耳が痛くなる事もあり、小さなパワード・スピーカーの導入を検討。
 
あれこれ検討した中で、ネット上ではどこを見ても何故か必ず絶賛されているために天邪鬼な自分には興味が持てなかったBOSE(M3)を思い出し、こんな機会でもなければ一生聴けない!とショップに出向いて試聴したところが目からウロコ。
 
拳(こぶし)大の大きさなのに驚くほどの低音が出ると評判の製品ですが、全体としての音のバランスが決しておかしくない。おかしくないどころか素晴らしい。

テーブルに置いて頬杖して聴いていると、まるで防音処理されたオーディオ専用ルームの高級スピーカーから鳴らした音を、部屋にある空気も含めて丸ごと1/10くらいに縮尺したような印象。音像がミニチュア・サイズなのはいかんともしがたいとして、そもそもオーディオというものが本物ではないものをどうやってそれらしく(好ましく?)聞かせるかというものだし、こういうのはアリだなと納得。
 
丁度、11月から発売している廉価版のM2(※)とさんざん比較試聴を行い、即購入してしまいました。
 
普通のフロア型スピーカーで聴くスタイルとヘッドホン・オーディオの、ちょうど中間的な聴き方になるので違和感は残るけれど、アコースティック・ギターのピッキング演奏などではサウンド・ホールからの空気の噴出をそのまま感じられるような、これまで自分のオーディオ装置からの音では感じられなかった”らしさ”の表現が見事で、世間でこれだけ評価が高いのは理由があるのだなあと妙に感心してしまいました。
 
M3とM2の音の違い。
使用ユニットも同じで「同じ音」の筈なんですが、比較してみるとかなり違った。
「M2の方が音が硬いのはエージングが進んでないから。同じ音です!」との店員の説明で迷ったんですが、新品M3を部屋で聞いてもやっぱり(M2に比べ)柔らかい印象でした。
 
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実のところ、7月終わりから先月まで、自宅では音楽というものを全然聴いていなかった。
夏の猛暑、30度を超える室内の中で、さらにオーディオ機器からの熱を出しながら大きな音を出すという事がなんだか奇妙な行為に思えて、それをきっかけに以後音楽を聴くという習慣がなくなってました(世間一般ではわりと普通の事なんですが・・・)。
 
これらの装置を使い始めて、また音楽を聴く事が楽しくなってます。
なんというか・・・ミニマムでコンパクトで・・・軽い!
 
この環境で音楽を聴いていると、普段気にしていたオーディオの音質とか音色とか音像や音量の大きさとか、そういった事を気にせず、「部屋で音楽が鳴っているのが楽しい」状態になるのが不思議。音源が新しいほど、この傾向が強いのは、やはりアルバム制作者側が今では主流のこういった再生環境を狙った音作りをしている為か?
 
オーディオの魅力のひとつである「大きな音で音楽を聴く」事が、実際にはそれほど大きくない音量で実現できるところも気持ち良いのかも知れません。
 
今年の冬が寒冬になったら、これでは満足できなくなったりするのかも知れませんけど・・・。